2015/05/03

カエルの居る庭 器展


工房の隣町、
岬町淡輪の「ひろしげ珈琲倶楽部」の裏。




庭はコーヒー豆の焦がされていく香り、
爽やかで鼻筋を抜ける
焙煎の匂いで溢れています。





ひろしげさんの
おじいさんとおばあさんが
タバコとクリーニング店をしていた通り沿いの民家。

ひろしげさんがお仕事の傍らここでコーヒーの焙煎と週一回の豆の販売を始めたのはもう何年も前からです。





この3月についに元のお仕事を退職されました。

もちろん珈琲の焙煎と販売に専念するためです。

新しい焙煎機が増え、
壁にコーヒー豆やロゴマークが描かれ、
焙煎工房に炒りたての豆を楽しめる
カフェを併設されました。

大安吉日、ひろしげさんのお誕生日でもある本日、4月27日はそのオープン日。

今日から毎日営業です。(火曜定休)



コーヒー豆の選別やドリップコーヒーの注文を聞いては手際良くお湯を注いで豆をふんわり膨らませてせているスタッフAさん。

大手コーヒーチェーンの店長と漆の金つぎの修行をしていた経歴の持ち主で、私の器修理の先生でもあります。




コーヒーを持って奥の部屋へ。







縁側から庭に降りられます。





庭石のあたりにいつも
立派なカエルが居ます。

肝が座ってるのか、器を持って動き回る私に慣れたのか、

近づいても逃げません。


この設置したふたつの棚の間。



大きな石の水盤が住処のようです。




二日間の朝に器を並べていると、
同じカエルが
焙煎室の窓の下のあたりで跳ねました。






        ベージュの割高台ちゃわん

コーヒーの香りに口が寂しくなると、
カウンターに行って
約20ある色の名前のブレンドと
産地の豆の札の前で
どれにしようか悩みます。

ドリップコーヒーは
全ての銘柄から選べるのです。






祝日の最終日には
手伝いに来ていたひろしげさんの高校生の娘さんが、
熱々のコーヒーを庭で器を選んでくれているお客さんに運んでくれました。


お片づけの時もやっぱりここにいらっしゃいました。

またコーヒーの香りの中で
お会いできるのが楽しみです。