2014/09/17

海のカフェ高木 佐ノ川谷藍子 器展

2014 Sep 13.14.15
Cafe TAKAGI Aiko Sanogawaya Bowl Exhibition  
 
 
 
 
二回目のカフェ高木での器展には、流木家具とナチュラル雑貨のFLARUさんをお誘いしました。

 
今年のはじめ、隣街の岬町淡輪「西林寺手づくり市」に出店したとき本堂の近くで素敵な流木のベンチや棚を山盛りにして接客する女性と出会いました。

その時、波に洗われた年輪の肌ざわりが気に入って小さなベンチを購入しました。

同じ阪南市内在住で、サーフィンが趣味の手先の器用なご主人が波打ち際で拾ったもので作って、奥さんがアシスタントをしているということでした。
 
 
 
カップ&ソーサー三点セット A  B
三色のリング大皿
 
 
森の雰囲気を個展に持ち込みたくて、ちいさな木をたくさん育てていました。
 
焼きあがった植木鉢に植えかえて、株を充実させ、
 
二つの鉢を個展に出すのに半年かかりました。
 



 
器の表情と流木の肌、

コーヒーの香りとウクレレの音が

心地良さの中で響き合います。





 
 
好ましい人たちの見つけたものと
 
つくったものがここにあります。
 
 

 


FLARUさんご夫妻は交代しながら、日曜日は一緒にカフェ高木に詰めていました。

交代していて片割れが居ないとき、

奥さんは迷っているお客さんにいろいろ説明していたベンチ椅子が売れ、
大きく空いた場所に別のものを並べようとして、
「センスが無いからうまくできない。こうかなこうかな。よく旦那にそうじゃないって言われるの。そう芸術家肌で。」

旦那さんはお客さんに飾りのリースは売り物か聞かれて、
「分からない分からない。値段は嫁が決めるから。どれだけ材料費がかかったか聞いてじゃあこのくらいやねって。どうなんやろ。」
とロクに説明もしません。

お二人が一緒の日曜日の午後には、本当にたくさんのお客さんが飾り棚や花置き台、流木のフラワーアートなどを持って帰り、奥さんは器の梱包を手伝ってくれました。






















カフェ高木のオーナーSさんは黙々とコーヒーを点てつづけ、
お菓子をあたため、何かあるとカラカラと笑います。

「がっちゃん、お湯お願い!」

パートナーのウクレレ奏者GATCH先生は、
午前中や夕方はウクレレの生徒さんを迎え、午後はコーヒーを運んだり、
Sさんという主旋律に合わせて
楽器をつま弾くときと同じようなリズムを見せてくれます。


日曜日は午後からずっと満席でした。



 

 
合わせても補ってもくれないけれど、
 
インスピレーションの源、モチベーションの源になる人が私にはあります。
 
 
 
 
 
次に予定していた同じ阪南市・自然田の

イタリアンレストラン「イル・ピアット」さんでの展示も

FLARUさんと一緒にすることになりました。






うれしい気分を残して、展示の終わった次の日から器を作って木を育てています。