2009/09/30

Kotutubo (cinerary urn)Exhibition in Museum of Yayoi Calture(Entrance hall)

佐ノ川谷藍子 骨壷展  大阪府立弥生文化博物館(エントランスホール)  2009.9/15~26
























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I make the daily use pottery,rice bowls,mag cups and dishes. Kotutubo[cinerary urn] is the ultimate one for me.
In generally,[daily use pottery] make for the natural life likes people.I felt a sense of incongruity this daily.I noticed the Kotutubo that have essence for one.





飯茶碗やマグカップなど「日常の器」ばかり作っている私にとって、「骨壺」は究極の「日用品」です。


また一般に「日常の器」と言われるものが、ナチュラルライフ志向の強い人だけにとっての「日常」であることに違和感を覚え、個々人の日常のエッセンスに関わる器として「骨壺」に注目しました。



独特な死生感を持つ弥生人のお墓のあった、甕棺なども展示している場所で展示する質感ある「骨壺」は死を日常にあるもの、太古から繰り返してきたものとしてポジティブ(積極的)に感じる接点になります。

弥生文化博物館という「歴史」の中では「死」という個人の喪失、「おわり」が綿々と数限りなく繰り返しているように見え、歴史を知ると「おわり」の途方もない永続性と物量そして流通量に圧倒されます。

骨壺を作ること、自身が入ることを前提にしてみることは、生きながらに自ずとそういうものに触れることになります。


『けっきょく 人はどれだけ生きるのだろう?
千年、それとも一年?
一週間、それとも何世紀も生きるのだろうか?
人はどれだけ死に続けるのだろう?
永遠とはどういう意味だろう?          

パブロ・ネルーダ』






「骨壷をつくろうワークショップ」 Kotutubo workshop 大阪府立弥生文化博物館セミナールームにて。


朝日新聞 【色形多彩 陶芸骨壷 泉佐野の作家・佐ノ川谷さん個展 日用に使い「向き合って」】
読売新聞・生活情報欄 【佐ノ川谷藍子 骨壺(こつつぼ)展】






Google MAP 佐ノ川谷藍子 器展[Aiko wheel Exhibitions]